肛門腺のお手入れ | チワワの飼い方

チワワの肛門腺のお手入れ

チワワ

チワワがお座りの体制から後ろ足を前に投げ出し、お尻を床にくっつけて前足だけでさささーっと歩くところを見たことがありませんか?ちょうどあかちゃんがお座りをしたような姿勢で、肛門を床にすりつけながら50cmほど進むのです。そのあとはお尻を気にしてクンクン、ペロペロすることもあるのですがいかがでしょうか。

 

 

私は恥ずかしながらチワワのような小型犬を飼うまで知らなかったのですが、これは肛門腺がたまってお尻がむずむずしているときに行う独特のしぐさです。通常はウンチの際にたまらない程度に一緒に出るものなのですが、チワワだけでなく、力の弱い小型犬は踏ん張る力が弱いので、絞って出してやらないとたまってしまうのです。

 

 

もともとはあいさつ代わりに互いのお尻をクンクンする仕草に見られるように、犬にとってこの分泌物は個性を示す大事なもので、力の強さや縄張りを表す役割もあります。しかし肛門腺の分泌物はたまりすぎると倦んで化膿してしまったりと体の不調となって現れます。

 

 

トリミングに行く犬などはトリマーさんがカットの際に一緒に定期的に絞り出してくれることが多いのですが、チワワの場合はトリミングをしないことがほとんだと思いますので、飼い主さんが自分で定期的に行うか、サロンでお願いする必要があります。

 

 

コツをつかめば自分で簡単に行えます。犬をわきに挟みお尻を手前に抱きかかえます。片手で尻尾をつまみあげ肛門がよく見えるように構えて犬が暴れないように手で挟みます。そしてもう片方の手で肛門の下を指でティッシュで押さえながら下から上へ絞るようにきゅっと持ち上げます。押さえる指は人差し指と親指の2本。時計の4時と8時の位置から押し上げます。そうすると肛門のわきから茶色っぽいものや薄緑の分泌物が出てきます。

 

 

この分泌物はとってもにおいがきついので手や顔に飛ばないように気をつけてくださいね。また絞り終わった後も、別のティッシュできれいにふき取り清潔にするようにしましょう。くれぐれも力を入れすぎて犬に痛い思いをさせないようにしてくださいね。心配な場合はトリマーさんにお願いしましょう。犬の爪切り同様、一回500円から1000円程度で行ってもらえます。

 


肛門腺をしぼらず放置したらどうなる?

「においがきついし面倒」「やり方が分からない」などの理由でチワワの肛門腺しぼりを放置している飼い主さんはいませんか?もしくは、肛門腺の存在自体を知らない飼い主さんもいるかもしれませんね。

 

 

基本的に、肛門腺は飼い主さんが絞らなくても自力で分泌液を排出する機能が備わっています。しかし、肥満犬や老犬の場合この機能がうまく作用しなくなることも多く、放置していると肛門嚢にたまった分泌液内に細菌が繁殖して肛門嚢炎を起こすことがあります。

 

 

チワワやトイプードルなど小型犬も分泌液をためこみやすいといわれています。普段から運動する習慣をつけ筋力を維持させることを心がけましょう。

 

 

肛門腺しぼりは絶対必要?
小型犬であっても肛門腺に何もたまってなければ、無理に絞る必要はありません。「何がなんでもしぼらなければ」と強い力をかけるとワンちゃんが痛がってしぼらせてくれなくなりますよ。たまっているかたまっていないかよくわからない方は一度獣医に相談してみてください。

 

肛門嚢炎を起こした時の治療法は? 費用はどれくらいかかる?

肛門嚢炎は肛門付近が大きく晴れ上がることもありびっくりする飼い主さんもいらっしゃいますが、重症化することは少なく抗生物質などの投与で簡単に治療できます。早期発見であれば麻酔の必要もありません。

 

 

抗生物質が効かない場合や、腫れがひどい(破裂した)場合外科手術を行うことがあります。投薬治療であれば数千円、手術になると数万円の費用がかかります。