チワワの警戒心を解かせるには? | チワワの飼い方

チワワは警戒心の強い、わがままな犬種?

世界で一番小さい犬として有名なチワワですが、一時のCMがきっかけで、か弱く常にプルプル震え、大きな目をウルウルさせているはかなげなイメージが強いですよね。しかし、犬に詳しい人からすると、全く逆のことを言う人がいます。警戒心が強く、気が強くてわがまま、ほえやすいし気が強いところもあるいった具合です。

 

 

これらの評判はどちらが正しいのでしょうか。チワワ自体の性格としては、確かに警戒心はとても強いです。しかし他のか弱いイメージや、逆のわがままなイメージは、本来の性格というよりも育て方、しつけに大きくかかわっていることがほとんどです。

 

 

本来のチワワは、頭もよく、好奇心も旺盛で陽気ですし、忠誠心も強く、芯もしっかりしています。警戒心の強さ同様、ちょっと神経質なところがありますが、これらは体が小さいことも大きく関係しています。

 

 

この警戒心の強さは、時に良く吼えたり、知らない人や他の犬にうなって威嚇をしたりと攻撃的な性格となって現れます。逆に必要以上に警戒して怖さを感じて、臆病さに現れたりもします。

 

 

いずれにせよ、チワワの性格の特徴でもあるこの警戒心の強さに関しては、その特徴を知り、他の犬以上に気をつけて、育ててあげることが大切です。

 

警戒心が強いチワワの特徴 どんな時にあらわれる?

まず、警戒心が強いチワワの特徴と、それがどのようなときに良く見られるのかという傾向を見てみましょう。

 

 

知らない人に会った時

 

まず、一番わかりやすいのが、知らない人に会ったときです。例えば、おうちにお客さんが来たとき、散歩で犬好きの人が目線を合わせようとかがんで近づいたり、なでようと手を伸ばしたり、ある一定の距離を越えるというか、体が触れるかもしれないという、気配を感じる場合などです。激しく吼えたり、鼻の頭にしわを寄せて、ウー、グルルとうなって威嚇をするという様子を見せます。

 

 

他の犬を見たとき

 

次は、他の犬を見たときです。散歩で他の犬とすれ違うときや、進行方向の先に他の犬を見かけたときなどですね。ご主人が気づいていないと、あんなに小さな体とはいえ、思わずつんのめるほどにリードを急に引っ張って、駆け寄りながら激しく吼えたりします。

 

 

ドッグランなどたくさんの犬がいる場所では、意外とおとなしく尻尾を下げてしまうことも良く見られます。自分から他の犬に近づくことはしません。たいてい警戒心が強い犬は、隅っこやご主人のそばを離れず、一匹でいることが多いです。しかし、社交的な犬がうっかり近づいて来ようものなら、激しく吠え立てて追い払うという行動をとります。

 

 

物音に敏感

 

チワワだけでなく、犬は全般的にそうですが、例えばチャイムの音や救急車のサイレン音など、過剰に反応するということはよくありますよね。しかし警戒心が強いチワワは他の物音にもとても敏感です。落ち着けるはずの自分の家にいても、他の家の扉の音や、人の気配などのわずかな音からでも、耳をぴんと立てて、警戒心をあらわにしたりします。

 

 

他には、バイクのエンジン音や、換気扇の回り始めの音など特定の物音だけを警戒し、聞こえるとしばらく興奮して、吼えていたりそわそわ落ち着かない様子を見せたりということもあります。

 

警戒心が強くなる原因とは

それでは次になぜこんな風に警戒心が強くなってしまうのか、原因をみてみましょう。

 

 

一番よく言われるのは、社会性不足、しつけ不足です。社会性不足というのは、他の人や犬との付き合い方がうまくできず、自分とご主人だけがその犬の世界となってしまい、それを強く守ろうとするあまり、攻撃的になるという状態のことです。他をうまく受け入れられない閉鎖的な状態といえるでしょう。

 

 

しつけ不足が原因の場合は、ひどいとご主人に対しても吼えたり噛んだりしてしまうようなケースもあります。自分が気に入らないときに触られたりしたときなどに見られたりします。必要なとき、きちんとしつけを受けず、わがままになってしまったという状態といえますね。

 

 

他には、特定のいやな思い出が原因ということもありえます。病院で痛い思いをしたので白衣を着たお医者さんが嫌い、しつこく追いかけられたり、乱暴に触られたことがあるから子供が嫌いなどというのは代表的ですよね。

 

チワワの警戒心を解く方法

まずは、警戒心が強いチワワに対して、即効性を期待せず、時間をかける覚悟を持ってください。犬が好きという人ほどやってしまう失敗としてよくあるのが、急になでようとしたり、距離を縮めたりという行動です。この方法で無理やり最初に警戒心の強いチワワに接してしまうと、たとえ一時的に抱っこをすることができたとしても、それは怖くて逆らうことをあきらめたからです。

 

 

一度、この人は強引でいやな人だというイメージがついてしまうとそれを挽回するにはもっと長い時間がかかりますし、隙があれば離れていこうとしますし、犬のほうから積極的に寄ってくるということが難しくなってしまいます。

 

 

効果的な警戒心の解き方としては、その犬が信頼しているご主人と仲良しであることをしっかりチワワに見せることです。まずはそこから始めてください。決して急激に近づくのではなく、むしろ関心を示していないかのように振る舞い、犬のほうがにおいをかいできたりと落ち着くのを待ちます。

 

 

一回や二回ではなかなか難しいこともありますが、警戒心を完全に解いて長期的に仲良くしたいと思うのであれば、時間をしっかりかけてあげるようにしてください。